雪はすでに春
頸城/黒姫山・五地蔵山 (山スキー)
中村
雪はすでに春
中村
【日時】2006年2月18日〜19日
【メンバー】木下(L)、藤本、田辺、中村
妙高(頸城)は、山スキーを始めた頃から気になっていた山域である。過去に何度か計画を立てたものの、天候や参加者の都合など色々な理由で、一度も入ったことがない。今回は念願の妙高である。天気予報も良さそうで、胸を躍らせて山に向かう。
前夜、IC近くの道の駅で、出張先から直接来た藤本さんと合流。仮眠を取り、大橋へ移動。すでに駐車場は一杯で、人気の高さがうかがえる。久しぶりのテント装備を背負ってのシール歩行となる。1時間ほどでテン場に到着。沢から水も取れ、木に囲まれ落ち着いた場所である。
18日:黒姫山
BCに泊まり装備を残置し、日帰り装備で黒姫を目指す。直近1週間は2月とは思えないほど暖かく、そのため山でも雨が降ったようで、完全にアイスバーンである。4月の春スキーのようだ。パウダー狙いで来たので、少しがっかりだ。しかし、天気が快晴なので、今日が4月だと思い込めば、条件はよい。そう心に言い聞かせて、高度を稼ぐ。
外輪山の鞍部に到着。高妻や、明日登る五地蔵山が良く見える。外輪山の中には小黒姫が、適度な斜面を有して立っている。天気も良いし、時間もあるので、外輪山沿いに、黒姫ピークまで行くことにした。
山頂から再び鞍部付近まで戻り、いよいよドロップイン。
朝はアイスバーンだった斜面も、"春の"日差しで緩み、ザラメになっている。気温自体は低いので、重くなく快適である。藤本さん飛ばしすぎで、木に激突。太ももを強打したが、大丈夫そうだ。びっくりした。
夜は、利香さん特製のトムヤンクン鍋。ご馳走様でした。
19日:五地蔵山
1678P南西の鞍部を目指し、沢沿いに行く。春の雪なので、雪崩の心配なく歩ける。今日も雲のない快晴で、春の陽気だ。鞍部からは、たらたら尾根を歩く。その後、急な斜面を登るが、アイスバーンの上にうっすらと雪が乗っかり、シール歩行にはいやらしい斜面だ。1820mの鞍部から先は、急斜でアイスバーンになっているので、アイゼンを持っていない我々には無理と判断。今回はここまで。
北側の斜面は、手ごろな斜度なのだが、雪質が最中っぽい。仕方なく往路を滑ることにした。途中から、氷沢川に滑り降り、佐渡山と1678Pの間の鞍部を目指す。雪虫も出ていて、ここでも春を感じられた。鞍部から1673mまで佐渡山を登り返して、尾根を滑り降り、テン場へ。撤収し、高速道路と化したトレースを滑り降りる。
【行程】
18日:大橋(8:52)〜テン場(9:31-9:52)〜外輪山鞍部(11:51-12:20)〜黒姫山(1:14-1:51)
〜外輪山鞍部(2:20)〜テン場(3:12)
19日:テン場(8:01)〜1678P南西の鞍部(9:18-9:35)〜1820m鞍部(10:44)〜氷沢川(12:07)
〜佐渡山尾根上1673m(12:42-12:57)〜テン場(1:11-1:48)〜大橋(1:59)
【地図】高妻山