期間:2009年3月20日〜22日
メンバー:石井 田村 木下
真川源流:天狗原山〜金山〜焼山に囲まれたこのエリアは山スキーに格好のスロープを提供している。今回は1日の好天を捉えて、裏金山谷と真川〜胴抜キレットの2本を滑降することが出来た。
3/20 小谷温泉〜松尾川〜薬師尾根〜金山谷〜金山東尾根BC
朝まで雨が強く降り、遅い出発となる。今朝までの雨と寡雪、例年どうり行かず標高1400mまで林道を辿る。松尾川に入り、谷を詰めるがシールへの着雪で苦労して薬師尾根に登ると真っ白な火打山が姿を現した。超厚皮モナカ雪に足をとられながら、金山東尾根1550m付近にBCを張る。
薬師尾根
晴れゆく火打山
3/21 BC〜金山東尾根〜金山〜裏金山谷滑降〜真川〜胴抜キレット〜BC
予想通りの快晴、東尾根は途中アイゼン・ピッケルに履き替えて登る。稜線漫歩で金山のピークへ。稜線を北へ向い、裏金山谷中俣に滑り込む。思わぬ新雪に歓喜の声!緩急のある斜面に快適にシュプールを刻んだ。裏金山谷は真川出合まで標高差800mの快適滑降ルートであった。
金山東尾根
金山東尾根からの焼山
裏金山谷に滑り込む
思わぬパウダー!!
裏金山谷の滑降
さて、もう一本。真川〜キレットを目指す。途中、地獄谷をブリッジで渡り、ヌルイ沢を分け、広い谷を詰めていく。
胴抜キレットに向かって
胴抜キレット/焼山のドームをバックに
焼山南面台地
キレットからの滑降は20度程の斜面でまさに山スキー向きのスロープ。思い思いのシュプールを刻み、岳樺の疎林を抜けて真川の畔に戻った。そこから裏金山谷経由で金山東尾根に登り返してBCへ。午後の残照を浴びて本日の1400mの滑降に乾杯!!
金山東尾根のBC
3/22 BC〜金山谷〜薬師尾根〜松尾川〜小谷温泉
重く垂れ込めた雲、今にも雨が降りそうな天気、往路を戻ることにする。硬雪にスキーも走り2時間半で小谷温泉に到着。ずぶぬれになった体を小谷温泉で暖めて今回のフィナーレとなった。 【木下 記】